ファクタリングを利用する際に

ファクタリングの基礎知識　2社間取引と3社間取引

ファクタリングの仕組みは、売掛金を買い取るファクタリング業者と買い取りを依頼する事業主の間で完結する2社間取引と、事業主とファクタリング会社、そして事業主の取引先を介した３社間で行われる取引があります。

2社間ファクタリング

2社間でのファクタリングは、契約と取引は事業主とファクタリング会社で取り交わすため、第三者である取引先にはファクタリングを行っていることを秘密にしたまま利用できます。

事業主はファクタリング会社に売掛金の売却契約を行った後、ファクタリング会社からその入金を受けます。その後請求先により事業主に対する入金が済み次第、事業主はファクタリング会社に対し支払を行います。

3社間ファクタリング

3社間での取引の場合、取引先に対して売掛金売却の同意を得る必要があります。具体的には、取引先に債権譲渡の旨を伝えて承諾書を受け取ります。

承諾を取った後、ファクタリング会社に売却した売掛金から手数料を差し引いた金額が、事業主の口座へ振り込まれます。

その後、譲渡した売掛金の入金日に、売掛先からファクタリング会社へ入金される流れになっています。

取引先に対してファクタリングの利用が知られるほか、同意を得るなどの手続きの面でも2社間取引より時間がかかるケースがほとんどですが、ファクタリング会社にとっては回収リスクが低くなるため、手数料を2社間取引よりも低めに設定している場合が多くなっています。

ファクタリングの仕組みは、売掛金を買い取るファクタリング業者と買い取りを依頼する事業主の間で完結する2社間取引と、事業主とファクタリング会社、そして事業主の取引先を介した3社間で行われる取引があります。