流通業・卸売業に向いている資金調達法とは?ファクタリングのすすめ
2021.05.17
はじめに
流通業や卸売業の経営上の課題は、卸販売がメインということもあり、売掛金の効率的な回収と事業資金への効果的な投入という2つの要素の両立です。売掛金が多くなりすぎるとキャッシュフローが滞りがちになるため、注意しなければなりません。
取引先の経営状態がいつ悪くなり、そしていつ売掛金が回収できなくなるかわかりません。不測の事態で経営上のピンチが訪れないように準備しておく必要があります。
こちらでは流通業・卸売業の資金調達を解説していきます。
流通業の経営の特徴
流通業や卸売業では、売掛金の回収が経営上の課題となりますが、もし以下のようなケースが発生した場合、資金ショートが発生し、やがて事業衰退の危機を迎える可能性もあります。
まず一つ目のリスクが売掛先の倒産です。
新型コロナウイルスの蔓延で多くの企業が疲弊するなか、中小企業の倒産も相次いで起きています。そうした中で取引先が突然倒産し、債務不履行となる可能性は大いにあります。倒産まで行かなくても資金繰りの悪化した取引先から、支払いを先延ばしにしてほしいと頼みこまれるかもしれません。支払いが伸びればキャッシュフローは厳しくなるので困った事態に陥ります。
二つ目のリスクが、流通業は基本的に薄利多売である点です。
薄利多売ということは、製品やその品質での差別化ではなく、価格のみの差別化となります。価格競争となれば、いかに他社よりも安く売りかが勝負となり、数を売らなければ儲けが出なくなります。数を多く売るということは多くの商品を仕入れる必要があり、そのための現金が必要です。
このような状況が続くため、キャッシュフローの悪化と、仕入れ先への支払い、給与支払いなどに使うための現金が不足するリスクを常にはらんでいます。
三つ目のリスクが在庫です。在庫管理は卸売業では特に大きなリスク要因で、仕入れから売却までの時間の見極め、維持管理するための費用など、保有している在庫の特徴をふまえてコントロールしていかなければなりません。過剰在庫は、管理費や人件費の増加や商品が古くなるなどで、資金繰りが悪化する恐れがあります。
流通業と資金調達方法
流通業の資金調達方法としては金融機関からの融資がもっともオーソドックスな方法です。銀行からの融資に成功すれば低金利での借り入れが可能なため、利用メリットが大きくなります。ただし、債務超過や税金の滞納など経営状態が審査要素となるため、難易度が高くなります。また審査に通過しても実際の借り入れは1週間から2週間程度かかるため、つなぎ資金として緊急の利用用途としてはあまりふさわしくありません。
もう一つ、資金調達方法としてファクタリングがあります。ファクタリングは売掛債権=資産をファクタリング会社に売却し、現金化する「債権譲渡」サービスです。借り入れではないので、返済の必要もなく審査も融資とは別のものになります。
流通業と二社間ファクタリング
流通業や卸売業では、ファクタリングを利用するときは2社間ファクタリングが好ましいといえます。というのも3社間ファクタリングでは取引先の承諾と、取引先がファクタリング会社へ入金しなければならない手間もあります。申し込みから契約、入金までのタイムラグも2社間ファクタリングより長いため、緊急の資金を要し、また取引先にファクタリングの利用を知られたくない時は、2社間ファクタリングがおすすめです。
トライのファクタリング
ここまで流通業・卸売業の資金調達について紹介しました。
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