会社が資金ショートした際の資金調達方法を解説!
2020.06.22
会社の資金ショートとその原因
会社が資金ショート=手元の現金が減り、事業資金不足に陥る=するとどうなるかと言えば、信用力の低下、社員離れ、取引先離れ、その後の倒産です。
資金ショートの原因は単純です。入ってくるお金以上に、出ていくお金が多いからです。この状態が長く続けばやがて自己資金が底を尽き、倒産してしまいます。
資金ショートの原因が売り上げ不振、あるいはコストの一時的な増加であれば、事前に予測がつくので対処がしやすいです。
問題は想定外のトラブルに起因する資金ショートです。例えばコロナ禍などを例とする急な減収、支払いサイトと回収サイトのズレ、急な受注による大きな出費の発生、入金遅れや取引先の倒産による債務不履行などについても事前に察知することができないため、急な対処を求められます。
資金ショートしたときの対処法
資金ショートしたときの対応方法について説明します。
まずは現状を把握し、支払期日と入金日を確認し、倒産までのデッドラインを引きます。
そして手持ちの資金を確認し、日繰り表を作りながら1日単位のお金の流れを把握していきます。
切迫した状況であることは変わりないので、それを全社員で共有し、皆で乗り越えていくという共通認識を作ることも重要です。
そして優先度をつけて、換金性が高い重要な仕事にリソースを割きます。意思決定のスピードも高めなくてはピンチを乗り越えられないので、経営者も現場に行き状況の把握に努めます。
こうした準備を整えたうえで、コストの削減を行います。出ていくお金をなるべく減らすことが基本で、実施までの期間が短ければ短いほど効果的です。それを実行した場合のリスクも鑑みて実施します。役員報酬の見直し、赤字事業の廃止はすぐに行いましょう。
次に支払いの優先順位を決めていきます。半年間で2度の手形不渡りは、銀行取引の停止につながるため、融資を受けている場合は注意が必要です。
手形や小切手の支払いは優先度高、つぎに人件費、仕入れ外注費、家賃などの費用、借入金の返済、社会保険料支払い、税金の順で優先度を下げていきます。
このような流れで対処しながら、次に資金調達を考えていきます。
資金調達方法
資金ショート時には、個人資産や遊休資産の売却を行って手元のキャッシュを増やしていきます。
また資金ショート時にも銀行の融資が受けられないということはなく、資金ショートの理由が突発的な理由や一時的な資金繰り悪化に起因する場合や、事業の継続性が認められる場合、資産を担保にできる場合など、融資が受けられる可能性があります。
万が一融資が受けられなくても、売掛債権がある場合はファクタリングを利用して、一時的な資金源にすることができます。ファクタリングであれば融資のように入金までに日数がかかるわけではなく、最短で申し込んだその日に入金されるので、すぐに必要な資金をカバーできます。また融資とは別の取引であるため、融資の申し込みと同時進行できる点もメリットになります。
資金繰りの相談、トライのファクタリングサービスにつ いて
ここまで会社が資金ショートを起こしかけたときの、経営者が実施すべき対策と資金調達方法について紹介しました。
1か月、2か月単位の一時的な資金調達であれば、ファクタリングは大きなメリットのある取引です。
ファクタリングのトライでは、最短即日入金、全国出張対応にてファクタリングを行っています。法人だけでなく個人事業主の方でもお気軽にご相談ください。
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