ファクタリング利用ガイド 初めての方への入門知識
2020.06.02
ファクタリングの基礎知識
ファクタリングは、企業や個人事業主が取引先に対し、商品やサービス、あるいはそのほかの納品物の納入を行い発生した売掛金(売掛債権)を買い取り、その売掛債権の管理や回収を行う金融サービスです。
ファクタリングを行う法人を一般的にファクタリング会社と呼びます。
ファクタリングは、売掛金を現金化する方法であり、企業の資金調達方法の一つとして知られています。
ファクタリングは売掛先の審査などに加え、指定の手数料を支払うことで利用可能になります。
赤字の累積や税金の滞納、金融機関からの融資を利用できない法人、個人事業主でも利用できるため、資金繰りに悩む経営者にとって重要な資金調達手段となっています。
最短即日で売掛金を現金化できるうえ、信用情報にも残らない取引である、銀行融資よりも審査が柔軟、担保や保証人が不要な点など、融資とは異なる特徴を持つ取引様態になっています。
ご利用の流れ(2社間取引・3社間取引)
ファクタリングの利用の流れについて説明します。
ファクタリングにはファクタリング会社と申込人の間で取引を行う2社間取引と、ファクタリング会社、申込人、売掛先の3社間で行う取引の2種類があります。
それぞれ流れが違ってきますので、確認してください。
2社間取引
債権の移動が伴わないのが2社間取引です。
Step01
売掛債権の発生(納品による代金の発生)
Step02
ファクタリングの申し込み
申込人
Step03
債権額と債権内容の確認
ファクタリング会社
Step04
取引先審査・取引金額の確定
ファクタリング会社
Step05
ファクタリング契約の締結
ファクタリング会社と申込人
Step06
支払い実行
ファクタリング会社⇒申込人
Step07
取引先から申込人へ入金
取引先⇒申込人
Step08
ファクタリング会社への入金
申込人
3社間取引
債権そのものが申込人からファクタリング会社へ移動するのが3社間取引です。取引先(債務者)への通知が必要となります。売掛金の回収はファクタリング会社が行います。
Step01
売掛債権の発生(納品による代金の発生)
Step02
ファクタリングの申し込み
申込人
Step03
債権額と債権内容の確認
ファクタリング会社
Step04
取引先審査・取引金額の確定
ファクタリング会社
Step05
ファクタリング契約の締結
ファクタリング会社と申込人
Step06
債権譲渡
申込人⇒ファクタリング会社
Step07
譲渡通知と承諾
ファクタリング会社⇒取引先
Step08
支払い実行
ファクタリング会社⇒申込人
一般的な手数料
ファクタリングにおける一般的な手数料はどのくらいのでしょうか。
一般的には10%から30%の間で、多くのファクタリング会社が設定を行っています。手数料は2社間取引のほうが3社間取引よりも高く設定されているのが一般的です。
なぜ3社間でのファクタリングの手数料が低いかというと、売掛金の支払い請求を売掛先に直接行えるため、ファクタリング会社自身の契約上のリスクが低くなるからです。
そのため3社間取引の場合、手数料は1%から5%が相場です。
まとめ
ここまでファクタリングをはじめて利用される方向けに、概要や手続き内容などを説明しました。
ファクタリング利用の際は、2社間・3社間取引の違いと手数料の違いを加味し、ご自身の都合に合わせて利用しやすい会社を選ぶとよいでしょう。
ファクタリングのトライでは、最短即日入金、全国出張対応にてファクタリングを行っています。法人だけでなく個人事業主の方でもお気軽にご相談ください。
また資金繰りのコンサルティングサービス、BtoB紹介でお客様の新規開拓をお手伝いします。