建設業の運転資金調達にはファクタリング!特徴とメリットを紹介
2022.06.24
はじめに
ファクタリングは、商品やサービスの納品と売掛金が支払われる期間が長ければ長いほど、利用メリットが大きくなります。
というのもいち早く売掛金を現金にして、事業に活用できるためです。
加えて売掛金の額が高額の場合も回収リスクが伴うため、こちらもファクタリングの活用が好ましいといえます。
支払いサイトが長期間に及ぶこと、そして売掛金の額が多くなりがちな建設業ですが、こちらでは建設業の資金調達にファクタリングが選ばれる理由を解説していきます。
建設業の資金繰り事情
建設業の資金調達はほかの業種よりも難しいといわれています。
その理由が下請けという仕組みです。下請けとして仕事を請け負うと、建設業法と独占禁止法の2種類の法律が適用されるのですが、結論から言うと、これらの法律が規定している決まり通りに元請けから支払いが行われず、先延ばしにされるケースが多いためです。
建設業法では、発注者からの支払いは1か月以内、もしくは特定建設業者の場合は50日以内に行わなければならないとされています。しかし実態は、来月まで待ってほしいなどと言われるケースが多く、来月もまた同じことを言われて翌々月にようやく支払われることもあります。仕事をもらえないかもしれない、という心理から先延ばしを断りづらいので、しぶしぶ従う業者も多いはずです。
建設業法では上記に違反した場合、独占禁止法第19条に規定されているように、課徴金の対象になります。ただこの追徴金が非常に軽く、親会社が発注した金額のわずか1%の支払いで済んでしまうのです。
1000万円の工事でも、たった10万円です。
独占禁止法条の課徴金を受けるとはいえ、少額であれば先延ばしにしても問題ないだろうとタカをくくる元請けは少なくなく、これが建設業の支払いサイトが不当に長い原因となっています。
また建設業では手形支払いが頻繁に行われていますが、手形払いの発注から入金までの長さは、現金での取引よりもさらに長くなります。3か月以上はザラ、半年先というのも珍しくありません。
こうした支払いサイトの長期化は、元請けのキャッシュフローを円滑にする反面、下請けのキャッシュフローが悪化する原因にもなります。
下請け業者は、発注会社に対して力がなく、上下関係が成り立ちやすい構造が建設業界にはあります。不利な状況での契約や支払いといったお金に関するやりとりが行われれば、自然と下請けの資金繰りが苦しくなるのは目に見えているといっていいでしょう。
建設業とファクタリング利用のメリット
では建設業の資金繰りをスムーズにしていくためにはどうすればよいのでしょうか。建設業の場合、融資を利用するのはリスクが高くなります。というのも支払いサイトが長い契約が多く、売り上げはあっても現金化できない状況が続けば負債額が増えてしまいます。そうなると新規借り入れが難しくなるため、状況はますます苦しくなります。
ファクタリングの場合、自己資産の売却であるため負債にはならない点、利用する企業の経営状態は審査の対象とはならず、どんな会社でも利用できる点がメリットとしてあります。
審査も融資の審査よりもスピーディーで、売掛金に問題がなければ審査通過も容易です。建設業は融資よりもファクタリングによる資金調達が効果的です。
まとめ
ここまで建設業の資金調達にファクタリングが選ばれる理由について紹介しました。
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