調剤報酬ファクタリングを解説!
2022.11.02
はじめに
調剤報酬とは、保険薬局などで調剤を行った際に発生する薬剤師に対する報酬を指し、調剤技術料や薬学管理料、薬剤料・医療材料費などをまとめて調剤報酬と呼びます。
この調剤報酬は医療報酬や介護報酬と同じく、請求から現金化できるまで時間がかかります。入金が2か月程度先になる中で、資金繰りに窮する薬剤師の方も多いでしょう。そこで利用したいのが調剤報酬ファクタリングです。こちらでは調剤報酬ファクタリングを解説していきます。
調剤報酬とは
調剤報酬とは、保険薬局で調剤を行うと発生するもので、調剤技術料や薬学管理料など複数の種類があります。
調剤報酬は、社保連に対して請求します。この報酬が現金として振り込まれるまでに、2か月程度の時間が開きます。すぐに現金化されるわけではないため、調剤薬局の資金繰りにとっては支払いサイトの長さはマイナスです。
調剤報酬ファクタリングとは
調剤報酬ファクタリングは、調剤報酬を未入金の売掛債権としてファクタリング会社が買取手数料を差し引いて買取を行うサービスです。
処方箋をもって薬局を訪れた方は通常1割から3割を自己負担し、残りを保険でまかなうことになります。この保険でまかなわれる料金が調剤報酬として社保連に請求する部分です。この調剤報酬がファクタリングの対象です。
調剤報酬ファクタリングの特徴は、一般企業同士の取引とは違い、請求される側が公的機関であるため、倒産リスクもなく未払いリスクもほぼないと想定できます。そのためファクタリングの実行時に差し引かれる手数料が低めに設定されます。つまり、調剤報酬ファクタリングは、有利な条件で利用できるというわけです。
調剤報酬ファクタリングが必要な理由
調剤報酬ファクタリングが必要な理由は、資金繰りです。
通常、報酬の発生から請求、そして入金まで2か月程度のスパンで行われます。その間にも経費の支払いや事業拡大をもくろんだ場合には資金不足に陥る可能性があります。
このような急を要する場面で、すぐに現金調達ができるファクタリングのメリットは大きくなります。
ファクタリングは売掛債権の売却による資金調達です。
調剤薬局では診療報酬を売掛債権とし、それをファクタリング会社が買取を行うことで現金の調達ができます。
ちなみにファクタリングは融資ではありません。調剤報酬を担保にかけてお金を借りるのとも違います。融資ではないため負債も増えず、当然返済の必要もありません。
ファクタリング会社には買取時に手数料を引かれているので、後で連合から調剤報酬の入金があったときにファクタリング会社へそのお金を振り込めば、契約は完了します。
ファクタリングは違法な取引ではなく、経済産業省が中小企業や個人事業者における融資に変わる資金調達方法として推奨しているほどですので、安心して取引できます。
調剤報酬ファクタリングのメリット・デメリット
調剤報酬ファクタリングのメリットは、売掛先が公的機関のため手数料が低い、すぐに現金化できる、融資とは違い審査が柔軟かつ通りやすい、資金繰りの改善に貢献できるなどです。
一方デメリットは、手数料の発生と、資金繰りが改善しないとずっと使用し続ける必要も出てくることなどでしょう。
デメリットらしいデメリットは、本来受け取る金額よりも手数料によって差し引かれるため、少なくなる点です。
しかしそれもすぐに手元に現金が入り、事業資金として利用できることを考えれば十分に相殺可能なデメリットと言えるでしょう。
まとめ
ここまで調剤報酬ファクタリングについて紹介しました。
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