診療報酬ファクタリングとは?給与や製薬会社の支払い資金を調達
2023.02.01
はじめに
診療報酬ファクタリング、調剤報酬ファクタリング、介護報酬ファクタリングは、医療や製薬、介護サービスなど、これらを提供する機関や法人が持つ売掛債権を利用したファクタリングです。
通常の企業間取引で発生する売掛金とは違うため、ファクタリングの利用ができるのかどうか、疑問を持たれている方も少なくありません。
こちらでは給与や製薬会社の支払い資金を調達するための、診療報酬ファクタリングについて解説していきます。
レセプトはファクタリングの対象か
診療報酬債権、いわゆるレセプトもほかの売掛債権と同様に支払い前に売却することができる資産です。
ファクタリング会社が買取りを行い、即日での資金調達を行えます。
病院や歯科医院などの医療機関が持つレセプトは、通常社保や国保に対して請求を行います。請求内容に問題がなければ請求から約1か月半を超える期間ののち、支払いが行われます。
このような請求から入金までのタイムラグの発生は、レセプトの常でもあります。
しかし医療機関においても人件費やその他経費、設備のメンテナンス費用や新しい設備の導入などにかかる出費は、月単位で発生します。
もちろん資金計画に基づき、手持ちの資金や資産が不足しないようにあらかじめ準備しておくわけですが、それでも不測の事態は避けられません。
ある時資金繰りが悪化し、融資やほかの資金調達方法を頼らなければならない日が来る可能性は、どのような診療機関にもあります。
レセプトを利用したファクタリングは、緊急時の資金調達方法の一つとして導入する医療機関も増えており、今注目されています。
診療報酬ファクタリングとは
診療報酬とは保険医療機関と保険薬局で提供された医療サービスに対して支払われる医療報酬のことです。診療報酬ファクタリングとはこの医療報酬を利用したファクタリングとなります。
ファクタリングとは、売掛債権を売却し、入金期日前に現金を調達する方法で、医療報酬だけでなく介護報酬や一般的な売掛債権などでも行われています。
診療報酬ファクタリングの対象を具体的に見ていきましょう。
その対象は以下のようなものです。
・医療行為に対する技術料
・薬剤師の調剤における調剤技術料
・処方した薬剤費
・使用した医療材料費
・医療行為に伴い発生した検査費用
このようなサービスの提供で発生したレセプトすべてが、診療報酬ファクタリングの対象となります。
診療報酬ファクタリングを利用すれば、通常の入金日よりも前に、ファクタリング会社との契約手続きがスムーズにいけば当日に現金調達できます。
診療報酬ファクタリングの利用目的で最も多いのが、人件費や製薬会社に対する支払いなどです。設備投資などの長期的な資金よりもこうした短期資金の調達を行う医療機関が多くなっています。急な患者数の増加によってスタッフを増員した場合の人件費補てんなど、融資よりも融通が利くので利用する医療機関は増えています。
まとめ
ここまで給与や製薬会社の支払い資金を調達するための、診療報酬ファクタリングについて紹介しました。
早期現金化や融資が利用できない際の資金調達方法として、キャッシュフローの改善に役立つのが診療報酬ファクタリングです。
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