銀行融資とファクタリングは何が違う?
2022.03.24
はじめに
ファクタリングは、融資とは違う資金調達方法です。
銀行融資は負債を増やして資金調達を行うデッドファイナンスの一つですが、ファクタリングは自己資産をもとに資金調達を行うアセットファイナンスの一つです。こちらでは借入と比較した場合のファクタリングの5つメリットを解説していきます。
ファクタリングの意味
ファクタリングは、早期の資金調達方法で融資(デッドファイナンス)、増資(エクイティファイナンス)に続く第三の資金調達方法(アセットファイナンス)として近年注目されています。
ファクタリングは、自社が持つ売掛債権をファクタリング会社に対して割引して売却し、現金化する方法です。
経済産業省がファクタリングをアセットファイナンスの一つに、個人事業者や中小企業向けに融資に変わる資金調達方法として推奨しているのをご存知でしょうか。
銀行融資のメリット
銀行融資のメリットは、低金利での借り入れが可能な点です。金利は1%という低い水準のものから高くても5%程度と、通常のビジネスローンなどと比べ低めに設定されています。
また長期間の融資が可能で、数千万円から1億円を超える高額融資が受けられるため、長期的な運転資金の確保や設備投資を計画している事業者にメリットがあります。柔軟に返済計画を立てられるので、そのあたりも銀行融資のメリットと言えるでしょう。
銀行融資にないファクタリングの特徴
銀行融資にはないファクタリングのメリットは以下の5つです。
1.資金調達までの期間
融資の場合、早くて2週間、場合によっては数か月先となる可能性がありますが、ファクタリングは申し込んだその日のうちに入金(2社間ファクタリングの場合)もあり得ます。
資金調達に掛かるスピード感が融資とは違って早いのが特徴です。
2.金利がかからない
ファクタリングは貸し付けでないため、融資のように金利が発生しません。そのため費用はファクタリング利用時のみ、手数料という形で売掛金からマイナスされるだけで済むことが多くなります(出張費や登録免許税などの諸費用がかからない場合)。
3.審査の内容
融資は財務内容など申し込みをした企業の返済能力が重視されるため、赤字債務超過の状態では借り入れが困難ですが、ファクタリングでは売掛先の信用力が重要視され、自社の決算状態が多少悪くても問題なく利用できます。また審査スピードもファクタリングは当日中に入金まで可能なため、かなり早いのが特徴です。
4.利用回数
融資は一度借り入れを行うと、追加融資が受けられるかどうかは返済余力があるかどうかに依存します。
ファクタリングは売掛金さえあれば、何度でも利用ができます。
5.負債が増えない
ファクタリングは自社が持つ売掛金の売却による資金調達であるため、負債が増えません。帳簿上も売掛金がなくなり、現金が増えることになります。無借金経営の継続は、将来的な銀行融資を受ける際にも有利です。
ファクタリングが選ばれる理由
ここまで借入と比較した場合のファクタリングの5つメリットについて紹介しました。
ファクタリングと融資を比較すると、売掛金がないと利用できない点、そして売掛金が入金され次第、ファクタリング会社へ支払う必要があるため、長期的な「返済計画」は立てられません。そのあたりにマイナス面はあるものの、申し込みから入金までのスピード感と、売掛金さえあれば何度でも利用できるプラス面があります。
ファクタリングを利用する際は、これらメリットとデメリットをよく吟味して、どちらを利用するか決めていくとよいでしょう。
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