意味は?仕組みは?ファクタリングの基本の知識をご紹介します
2021.11.05
はじめに
ファクタリングを上手に利用すれば、事業に必要な資金を無借金で調達し、効果的に運用できます。そのために必要なのはファクタリングに関する正しい知識です。
こちらではFactoring(ファクタリング)の意味と基礎知識を解説していきます。
ファクタリングの語句の意味
ファクタリングとは英語のfactorという動詞にingがつく名詞で、意味としては分析、因数分解という数学的な用語のほか、売却という意味があります。この売却には債権売却というニュアンスが含まれていて、これがファクタリングサービスにおける「ファクタリング」を指す意味になっています。ファクタリングとは借金とは全く違い、自己が保有する債権を売却する(現金を得る)方法なのです。
ファクタリングの仕組み
ファクタリングには2社間ファクタリングと3社間ファクタリングの2種類があります。
両社とも債権の売却には変わりありませんが、契約関係者の違いやその契約内容(手数料、債権譲渡通知など)が異なります。
2社間ファクタリングでは、持っている債権をファクタリング会社に売却し、買取りをおこなったファクタリング会社から入金されます。
その後、取引先である買掛債権を持つ事業者からの支払いがあった後、ファクタリング会社に支払いを行います。
2社間ファクタリングは、取引先に債権売却の通知と同意を得る必要はない取引方法です。また手続きが少ないため、最短で売却当日に入金を得ることが可能です。
一方3社間ファクタリングでは、債権売却をファクタリング会社に行う際、その事実を売掛先に知らせ、承諾を得る必要が出てきます。
書面を交わして合意が取れ次第、債権の買い取り代金がファクタリング会社から入金されます。その後売掛先からファクタリング会社に対して債権が支払われる仕組みです。
3社間ファクタリングの場合は契約主体が、当事者、ファクタリング会社、そして取引先という3社間で行われるため、3社間ファクタリングと呼ばれます。
ファクタリングのメリット・デメリット
ファクタリングのメリットは通常数か月先に支払われる予定の売掛債権が、最短で当日に入金される可能性もある点です。
資金繰りの悪化に伴う資金調達手段として、融資が受けられない場合や融資よりも早く資金調達したい場合、借り入れはしたくない場合などに活用できます。
デメリットは
・5%から20%程度の手数料の支払い
・売掛金がなければそもそも利用できない
・売掛金の額面以上は調達できない
という3点があります。
手数料は2社間ファクタリングのほうが高くなりますが、即日での入金を受けられるなど資金調達までの期間が短いというメリットがあります。
また取引先に対して売掛金の売却を知らせる必要もなく、同意を取り付ける必要もないため、気軽に利用できる方法といってもいいでしょう。
3社間ファクタリングは即日での入金は困難で、取引先の同意を取り付ける必要がますが、手数料がかなり低く1%から5%で買取が実現する可能性もあります。
ファクタリングのリスク
ファクタリングのリスクは、ファクタリングサービス事業自体の参入障壁が低く、危険営業を行う会社も存在している点です。
手数料が異常に高い、偽装融資を行っている、貸金業者でないにもかかわらず遅延損害金を取るなどを行う会社もあるため、そうした会社に依頼しないようにしたいところです。ファクタリングの利用時は業者の見極めも重要な課題となる点は覚えておくと良いでしょう。
トライのファクタリング
ここまでFactoring(ファクタリング)の意味と基礎知識ついて紹介しました。
ファクタリングを利用する際は、メリットとデメリットをよく吟味して、利用するタイミングを見極めて利用するのが効果的です。
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