2社間・3社間ファクタリングの仕組みと違いとは?
2022.06.17
はじめに
ファクタリングには2社間でのファクタリングと3社間のファクタリングの2種類があります。
その違いを正しく理解すると、ファクタリングを利用する際に自社の都合の良い形で利用でき、スムーズな資金調達が叶うはずです。
こちらではファクタリングの2社間・3社間の違いと契約方法の選び方を解説していきます。
2社間ファクタリングと3社間ファクタリングの仕組み
2社間ファクタリングと3社間ファクタリングの違いを説明します。
2社間ファクタリングではファクタリング会社とファクタリングを申し込んだ会社という2社間での取引になりま
3社間ファクタリングではこの2者と売掛先を加えた3社間の取引です。
2社間ファクタリングでは売掛金の売却後、売掛金が取引先から入金され次第、ファクタリング会社に入金を行います。
そのため売掛先に対してファクタリングを利用したことを秘密のまま取引ができます。
3社間ファクタリングでは、売掛先に対してファクタリング利用を通知し、その承諾を得る必要があります。
承諾を得たのち、売掛先がファクタリング会社に対して入金を行うため、ファクタリングを申し込んだ事業者が入金を行う必要はありません。
2社間ファクタリングと3社間ファクタリングの違い
2社間ファクタリングと3社間ファクタリングとでは以下の5つが大きな違いとなります。
㈰入金スピード
2社間ファクタリング:即日-3日程度
3社間ファクタリング:2週間以上
㈪手数料の高低
2社間ファクタリング:高い(15%-30%)
3社間ファクタリング:低い(2%-9%)
㈫取引先への通知
2社間ファクタリング:なし
3社間ファクタリング:あり
㈬債権譲渡登記
2社間ファクタリング:なし
3社間ファクタリング:あり
㈫ファクタリング会社への支払い
2社間ファクタリング:自社で行う
3社間ファクタリング:取引先が行う
2社間ファクタリングのメリットとデメリット
2社間ファクタリングのメリットは、売掛金を売却して現金化するまでのスピードが圧倒的に早い点です。
即日から遅くとも3日間のうちに入金が叶うので、売り上げをすぐに現金化して経費支払いなどを行いたいときに有利です。また売掛先に対してファクタリングの利用が知られないので、秘匿性の上でもメリットがあります。
デメリットは、売掛金の入金後に直接ファクタリング会社へ入金しなければならないため、売掛金の管理が少なからず必要になること。
そして手数料の相場が3社間ファクタリングと比べて高くなり、利幅が狭くなることなどです。
3社間ファクタリングのメリットとデメリット
3社間ファクタリングのメリットは、手数料率が2%から9%程度とかなり低く、売上の利幅を圧迫せずに利用できる点です。また売掛金の回収義務がファクタリング会社にあるため、売掛金の売却後は本業に集中できる点もメリットになります。
デメリットは、売掛金の売却から入金までの間が2週間以上かかる点です。すぐに現金調達を行いたい場合は3社間ファクタリングは向いていません。
また売掛先へファクタリングの利用通知と承諾を得なければならない点も、デメリットと言えそうです。
トライのファクタリング
ここまでファクタリングの2社間・3社間の違いと契約方法の選び方を紹介しました。
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